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幼児異年齢保育

暮らしの基盤を「異年齢ホームクラス」に

今村学園では、2010年度から異年齢グループ活動の導入に段階的に取り組んできました。私たちの10年来の思いを実現したいと考え、2021年度より、3~5歳の子どもは「異年齢ホームクラス」ですごすことにしました。
生活の基盤を異年齢のホームクラスとする理由は、さまざまな違いのある子どもたちが、落ち着いて、ゆったりとすごすことができるように。遊びだけでなく、生活を共にし、助けあいの気持ちを育むことができるよう、日課を工夫します。また、里山活動をより充実させるため、園所有のマイクロバスを導入しました。
子どもたちがそれぞれに、自分らしく、生き生きと育ちあうことができるように、ともにすごす、ゆったりとした時間・のびのびとした空間・さまざまな仲間の「3つの間」を大切に活動していきます。

異年齢で「暮らし」を共にし、お互いを支えあおう

現代は少子化により、家庭や地域で、異年齢の子ども同士が関わるチャンスが少なくなってきています。他者への思いやりの欠如などにも危機感を感じます。年齢差を超え、さまざまな友だちと密接に関わることにより、自分と異なる人間の存在に気付き、やがて「異質性・多様性を受け止め、共生する心」が育ってゆくのではないでしょうか。
異年齢ホームクラス制をとり入れ、子どもたちの「暮らし」を見直します。自分で考え、挑戦し、仲間と協力しながら生活を組み立てていく。
そんな保育が必要ではないかと考えています。 見て学ぶ、「暮らし」という土台をしっかり整えて、「遊び」をどんどん創造してほしいと願っています。